夫が家で仕事をするのは、こども部屋の無印良品の机。
椅子は、食事用のダイニングチェア。
在宅勤務が始まった2020年から、椅子だけはずっと同じで。
「長く座ってると、腰がつらい」
そう言われても、わたしは同じ椅子で平気だったので、
正直、ぴんときていなくて。
でも、お店で店員さんに教わった話を聞いて、
見方がすっかり変わりました。
「足の裏、床についてますか?」
「肘、90度に曲がってますか?」
知ってるようで、ぜんぜん知らなかった。
わが家にコズムチェアが来たのは2026年7月。
夫が、夫のために選んだ椅子です。
何年も、ダイニングチェアで働いていた
夫が仕事で使っていたのは、マルニ木工のRoundish。
妊娠中に選んで、8年使っているダイニングチェアです。
座り心地はとてもいい。
でも、食事のための椅子なんですよね。
それを机の前に持っていって、
朝から夕方まで座っていました。
何年も。
不思議なのが、
わたしは同じ椅子でぜんぜん平気だったこと。
わたしの仕事場はダイニングテーブルなので、
まさに同じ椅子です。
それでもなんともない。
同じ椅子でも、人によって、こんなに違う。
あとで、その理由が分かります。

きっかけは、友人と行ったお店だった
友人と二子玉川に出かけた日のこと。
その流れで、ハーマンミラーストア 二子玉川へ。
二子玉川ライズS.C.のテラスマーケット2階、
二子玉川蔦屋家電のなかにあります。
友人と、夫と、わたし。
3人で店員さんの話を聞きました。
その話が、おもしろくて。
友人は、前から考えていたそうです。
ハーマンミラーのほかのシリーズと、コズムチェアで迷っていて。
その日、実際に座って、話を聞いて、
コズムチェアに決めていました。
夫はというと、まだ買う気はなかったんですよね。
「いい椅子だねぇ」
その日は、それで終わりました。
夫はもともと、「高かろう良かろう」の人。
安い椅子で失敗するくらいなら、よいものを長く使いたい。
その考え方は、わたしたちの暮らしの土台でもあります。
そしてもうひとつ、ゆずれなかったのがデザイン。
いわゆるゲーミングチェアは、機能はよさそうだけれど、
わが家の部屋にはちょっと合わないなあ、と。

足の裏、床についてますか?
店員さんに、最初に聞かれたことです。
長い時間座るなら、膝が90度に曲がって、
足の裏が自然に床につくこと。
それが大事なんだそうです。
お尻は深く。太ももと床が平行になるように。
わたしは、身長154cm。
深く座ると、足が床につかないこと、
ザラにあるんですよね。
そういうときは、足元に何か置いて、
足の裏をつけてあげればいい。
それだけでいいんだそうです。
ずっと「座り心地」で椅子を選んできたので、
足の裏の話はそんなに重要視していませんでした。

肘は、90度に曲がっていますか?
もうひとつが、肘です。
机に手を置いたときに、肘が自然に90度に曲がっている。
それが理想の姿勢なんだそうです。
わたし、肘置きって「楽をするためのもの」だと
思っていました。
あったらうれしいオプション、みたいな感覚で。
でもそうじゃなかった。
姿勢をつくるための大事な部品でした。
足の裏と、肘。
よい姿勢って何なのか。
からだに負担のない座り方ってどういうことなのか。
それが分かって初めて、
自分のからだに合う椅子を選べるようになる。
ブランドでも、値段でもなく。
まず、そこからでした。

選んだのは、ローバックのグラファイト
それから、しばらく。
夫の「つらい」は、変わりませんでした。
結局、もう一度2人でお店へ行って、
あらためて見て、考えて。
買ったのは、公式のオンラインストアです。
選んだ仕様は、こちら。
- ローバック
- アームレストは高さ調節できるタイプ
- カラーはグラファイト
- キャスター付き
ハイバックにしなかった理由
コズムチェアには、
ハイバック、ミドルバック、ローバックがあります。
人気があるのはハイバックだと思います。
頭まで支えてくれますしね。
でも、選びませんでした。
ザ・オフィスチェア感、ゲーミングチェア感が、
出すぎるなあ、と。
便利だと思います。
でも、わが家はデザイン性一択なので。笑
アームは、高さを調節できるタイプに
アームも選べます。
固定アーム、リーフアーム、そして高さを調節できるアーム。
夫が選んだのは、高さを調節できるタイプ。
理由は、肘です。
固定アームだと、肘を90度に合わせられない。
店員さんに教わったことが、そのまま選ぶ基準になりました。
そしてもうひとつ。机の下に、収まるかどうか。
固定アームとリーフアームは、高さが変えられません。
ハイトアジャスタブルなら、
アームをいちばん下まで下げて、机の下にすっと入れる。
使っていないとき、コンパクトに収まる。
これ、わが家ではけっこう重要でした。
アームが机に入らないのも、
ガンって当たるのも、避けたかったんですよね。
リーフアームも見ましたが、
いまのアームのほうがすっきりしていてキレイ。


アジアチルトか、USチルトか
ここが、いちばん迷うところかもしれません。
コズムチェアのチルトには、
アジアチルトとUSチルトの2種類があります。
店員さんいわく、選ぶ基準は体格。
背もたれの反発力の設定が違うんだそうです。
USチルトは、体格が大きい人向け。
夫は160cmで、60kgくらい。
小柄なほうなので、アジアチルトを選びました。
ちなみに公式サイトには、
「何kgならこっち」という数字は書かれていません。
迷ったら、お店で相談するのがいちばんだと思います。
この違い、あとで実際に座り比べる機会がありました。
それは、このあとで。
色は、グラファイト。
これは即決でした。迷いもしなかったです。笑
定価と、わが家が払った額
わが家と同じ仕様——
ローバック、
ハイトアジャスタブルアーム、
グラファイト。
公式ストアで228,800円です。
(2026年8月時点)
わが家が買ったのは、181,940円。
公式オンラインストアが
期間限定のセールをしていた時期で、
4万7千円ほど安く買えたことになります。
もちろん、セールはいつもあるわけではありません。
ただ、公式ストアがセールをやることがある。
これは知っておいて損はないと思います。
わあ、と声が出た日
組み立てられた状態で届きました。
動きが、なめらか。
フォルムがキレイ。
わあ。この質感。最高。
思わず声が出ました。
何かものを買ったときにある、
あの「ちゃっちい」感じが、ありません。
高いものの質感って、やっぱり違いますね。
座った感じは、からだが楽。それにつきます。
座面と背面のメッシュが、
やさしく、安定して支えてくれている感じ。
これは夫も納得の品です。笑


友人と違ったのは、1つだけ
あとから気づいたことがあります。
あの日、お店で友人が買った椅子。
ローバック。
高さを調節できるアーム。
グラファイト。
夫は友人の椅子の仕様を
細かくは覚えていなかったのに、結果、ほとんど同じでした。
違ったのは、チルトだけ。
友人は約180cm。USチルト。
夫は160cm。アジアチルト。
好みで選ぶところは同じになって、
からだで選ぶところだけが分かれました。
USチルトに、座らせてもらいました
先日、友人の家に行く機会があって、
USチルトに座らせてもらいました。
背もたれが、びくともしない。
ぐっと力を入れないと倒れなくて、
動きの遊びが、まったくない。
夫も、同じ感想でした。
わが家のアジアチルトは、
わたしも夫も、いい感じに動きます。
もちろん、約180cmの友人が座れば
ちゃんと動くんだと思います。
わたしたちの体格では、そこまで沈まなかった、ということ。
見た目は、まったく同じ椅子。
それなのに、ここまで違う。
もし試座できるなら、チルトの種類を聞いてから
座ってみてくださいね。
使ってみて、夫はどうなったか
届いてから1ヶ月たちました。
ただ、間に1週間の夏期休暇があって、
夫の在宅は週3日。
実際に座ったのは、10日ほどです。
それでも、はっきり変わったことがありました。
3時間、続けて座っている
ダイニングチェアのころは、
「長く座ってると、腰がつらい」とよく言っていました。
今は、3時間くらい座りっぱなしのときがあります。
そして、つらいと言わなくなりました。
本人に聞いたら、「蒸れない。大満足」だそうです。
ダイニングチェアと、何が違ったか
足の裏と肘は、選ぶときの基準でした。
でも、座っている夫を見ていると、
もっと単純な違いがあります。
マルニ木工のRoundishは、木の椅子。
座面も背もたれも、しっかりしています。
そして、傾きません。
コズムチェアは、座面も背面もメッシュ。
体重をあずけると、少しだけ後ろに倒れます。
食事のための椅子と、
仕事のための椅子。
そもそも、作られている目的が違うんですよね。

毎回、自分に合わせて調整している
これは、見ていて発見でした。
使い終わると、座面もアームも
いちばん低い位置に戻します。
机の下に収めるためです。
そして座るときに、また自分の高さに合わせる。
毎回です。
高さを調節できるアームを選んだ理由が、
そのまま毎日の習慣になっていました。
ホコリと、床の傷
買う前に気になっていた、2つのことです。
メッシュのホコリは、まだたまっていません。
ただ、届いて1ヶ月。
ここは、もう少し先にならないと分からないと思います。
挽き板フローリングの傷も、今のところ気になりません。
1年たったら、また書きますね。

正直に書く、デメリット
ひとつ、はっきりあります。
さっきほめたアームの話です。
高さは変えられるのですが、内と外には動きません。
わたしが座って肘を置こうとすると、
キーボードから手が遠くなる。
だから、打ちながらは使えません。
身幅が大きい方なら、ちょうどいいのかもしれません。
そこは、からだの大きさ次第だと思います。
これから選ぶ方は、
そこだけ知っておくといいかもしれません。
肘の90度が大事だと教わったあとだと、
なおさらそう思います。

こんな人におすすめ
- 在宅勤務で、ダイニングチェアを使い続けている人
- 長い時間座るのがつらいと感じている人
- ゲーミングチェア以外で探している人
- 部屋になじむデザインをあきらめたくない人
3秒でまとめると
椅子選びで先に見るのは、
ブランドでも値段でもなく、「足の裏」と「肘」でした。
足の裏が床につくか。
肘が90度に曲がるか。
それが分かって初めて、
自分のからだに合う椅子が選べます。
食事用の椅子で何年も働いていた夫が、
やっと仕事用の椅子に座ったというだけのことが、
こんなにうれしいとは思いませんでした。
気になった方は、こちらから。
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※わが家の仕様は、ローバック・
ハイトアジャスタブルアーム・
グラファイト・アジアチルトです。
同じ組み合わせがいつもあるとは限りません。
バックハイトやアームは、
ご自身の机とからだに合わせて選んでくださいね。
※わが家は公式オンラインストアの
期間限定セールで購入しました。
同じ仕様の定価は228,800円(2026年8月時点)。
価格や在庫は時期で変わります。
※楽天には中古や並行輸入も混ざっています。
長く使うものなので、「正規販売店」の表記を
確かめてから選んでくださいね。
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